masakiの釣浪紀SP

１０月３日、シマノジャパンカップ九州予選Dの中止が前日に決まり、途方にくれていると東レの川原氏からの連絡があり、鶴見にて東レのスタッフ会があり、オブザーバーとして参加することになりました。

大分県鶴見の磯は、米水津（鶴見半島南側）の北側に位置する磯で、大島周辺に渡船できる磯が広がります。シマノジャパンカップの九州セミファイナルの会場でもあるので、セミファイナルに参加する沖縄の仲間たちへよい情報提供ができるのではないかと思いました。

ルールは（うる覚えですが）３０ｃｍ以上のグレの重量で競います。参加者は１５名程、ほとんどの方が九州各地の東レのスタッフです。場所はくじびきにて決まり、２名づつ磯に降り３時間×２磯（磯替え）で競います。

当日は南風でうねりも強く、天候も雨というコンディションの悪い天候でした。しかし、北側に位置する鶴見では東向きはうねりの影響を受けるものの、北向き、内湾に関しては問題なく釣りができます。また、天候も思った以上に回復しました。

私は、今年のドリームオープンカップ磯九州の覇者、中村さんと「潜水艦」という小さな磯に降りました。ポイントは見た目、チヌが釣れそうな感じの静かな場所で、深さも竿２本以内の場所です。

タックル
竿：シマノダイブマスターグレSP
リール：シマノハイパーフォース３０００D
道糸：東レブラックマスターチヌ１．５号
ハリス：東レL－SE１．５号
ウキ：キザクラ凌０シブ

磯際には真っ黒になるくらいのミンタマーがいて、マキエを沖に撒いても餌を求め沖に出ていきます。沖縄では見れない光景です。手前にしっかりマキエを撒き、沖で少量のマキエで同調させる釣りを基本とした組み立てで戦います。

マキエは、オキアミ３ｋｇを２袋、マルキュー瀬戸内チヌ１袋、グレ１０SP１袋、パンコ２ｋｇを使用しました。瀬戸内チヌをいれたのは、同乗する対戦相手よりも遠投することと、深いタナでマキエを利かし自分の釣りをさせないいわゆる「相手殺し」をするために使用しております。案の定、グレのマキエよりも重いチヌのマキエは遠投に部はありました。手前にマキエを撒き沖で食わすパターンで朝１に、３０ｃｍ級のグレ２匹釣ることができました。同乗の中村氏は木っ端に苦戦しなかなか釣果を残すことができませんでした。

前半戦が終わり、磯替えです。後半は大島の北側に位置する小間島の北側に位置する「小間西」という磯に降りました。島と島の水道となっており、流れが早くグレの臭いが非常に感じられる場所です。今回は鹿児島から参加しているソルトブレイクジャパンの中川氏と磯に降りました。

マキエをまくと、木っ端が群れており交わすのが難しい状況です。ここも同じく手前にマキエを撒き、沖に遠投し同調させるといいう釣り方が基本です。ただし、潜水艦と違う点は深さと流れの速さです。ここは底が見えず１５ｍから２０ｍほどあったかと思います。また流れも早くいかに同調させ流せるかがポイントとなります。釣果は、木っ端に邪魔され３０ｃｍサイズのキープはありませんでした。

時間になり港に戻ると、宮崎からの釣り師、橋本氏が良型を釣り上げており優勝でした。橋本氏は前半戦に潜水艦の隣の磯に上がっており、ちょうど良型を釣り上げているシーンを見ていましたが、やりとりに無駄がなく魚を怒らせないように優しいやりとりをしていました。数々の大会で優勝経験のある橋本氏のやりとりを近くで見れてたいへん勉強になりました。自分の釣果は３０ｃｍに少し足りず残念ながら検量はできませんでした。しかし、同乗の釣り師には釣果で優っていたので、今後に試合にむけて少し自信につながりました。


橋本氏が降りた磯


大島


今回お世話になった早見丸


初めてのブリ


スタッフ会参加者です


なかなか釣果に恵まれなかった鶴見でしたが、木っ端の避け方や磯の雰囲気を大いに感じ取ったので、セミファイナルに挑む沖縄の仲間たちによいおみやげができました。急遽の参加にもかかわらず暖かく受け入れてくれたスタッフの皆様にも感謝です